「標準ズームレンズ」と、グーグルで検索し、スペースを入れると「標準ズームレンズ いらない」が、一番最初に候補で上がってきます・・・。
そういうわたしも「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」を買うまで「標準ズームレンズ」と言われるレンズを「いらない!」・・・。
とまでは思っていませんでしたが、興味も無く、特に魅力も感じませんでした・・・。
だって名前が「標準」ですよ・・・?
「標準」という言葉から、まったく無個性で、まじめで面白くなさそうな、つまらなそうな、味気なさそうな雰囲気がしませんか・・・?
望遠レンズとマクロレンズが写真の花形だ!!と思っていました・・・。
わたしに「プロの写真家の名前を挙げなさい」と言われたら、まっさきに思い浮かぶのは、真島満秀氏、ルーク・オザワ氏のような鉄道や旅客機の写真家のお名前です・・・。
そして両氏が望遠レンズを使って撮影された鉄道写真、航空写真たち・・・。
わたしは自分のカメラを持つ前に、「カッコイイ写真=望遠レンズで撮った写真」というイメージですでに凝り固まっていました・・・。
わたしが標準ズームレンズである「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」を買う前に使っていたレンズは以下の三本です・・・。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II(35mm換算で28-300mm)
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3(35mm換算で24-400mm)
- M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro(35mm換算で120mm)
1と2のレンズに関しては、ただ望遠で撮りたくて、ついでに標準域も撮れるものが欲しかったからですね・・・。
3のレンズに関しては、植物を大きく撮りたかったからですね・・・。
わたしの写真に対する興味は「望遠」と「マクロ」の両極端にしか無く、真ん中の「標準域」がスッポリ抜け落ちている感じでした・・・。
標準ズームレンズは使って楽しい!!
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」が発売されてからある程度の期間が経ち、ネットで評価が出そろってきて、値段もこなれてきた感じがしました・・・。
「PRO」レンズに興味があったわたしは、つい、出来心でネットショップの「購入ボタン」をポチってしまいました・・・。
ネットショップでポチッた瞬間、商品が届いた瞬間は、じつは後悔していました・・・。
だって、買ったのは「標準」ズームレンズです・・・。
心躍る要素が全く感じられません・・・。
自分で買ったくせに「今持っているレンズと焦点距離がモロに被っているけど、はたしてこのレンズ、必要なんだろうか?買ったの失敗だったか・・・?」って思っていました・・・。
もしもポチったネットショップが「返品可能」だったら、返品していたかもしれません・・・。
ところが使い始めた瞬間から標準ズームレンズの写し出す画像に気持ちを持っていかれてしまいました・・・。
レンズのズーム性能に極力頼ることなく、写真を撮ろうと工夫する楽しさ、人の目で見たまんまの焦点距離で被写体を探す楽しさ・・・。
「超!楽しい・・・!!」の一言です・・・。
なによりも気持ちいいのが「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」レンズの、ピントが合うスピード・・・。
「PRO」レンズで撮った写真の、細部に至るまでの画像のシャープさ・・・。
「OM-D E-M5 MarkII」のカメラとマッチした重さ(軽さ)で、いつでも、どこにでも持って行きたくなる素敵なレンズ・・・。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」のレンズを買ってからも、時々「ズームで画像を圧縮したい病」「マクロレンズで小さいものを撮影したい病」に罹り、ズームレンズやマクロレンズで撮影したりもします・・・。
が、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」で撮影する時のピントが合うスピードの心地よさを忘れられず、しまいには「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」で写真を撮っている夢まで見るようになってきました・・・。
この記事、何を言いたいかというと・・・。
標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」に対してわたしが抱く熱い想いをお伝えしたかったのですが、少しは伝わりましたでしょうか・・・?
ならねっ!(富山弁で「じゃあねっ!」って意味です・・・。)
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